KANSAI SOKA NEWS
2018.04.28
GRIT
【高3】核軍縮交渉シミュレーション決議・模擬国連スタート
4月28日のGRITは、前回に引き続き、核軍縮交渉シミュレーションを行いました。
今日は、核実験禁止条約と核兵器拡散防止条約を成立させるかどうかの2回の交渉の後、決議を行いました。同盟を作ろうとしたり、利益を出そうと各国に交渉を持ち掛けたりと、それぞれのグループが自国の大統領からの指令書に基づき、さまざまな交渉を行いました。
最後の決議では、成立・不成立と結果はクラスごとで違ったものに。知的な戦いにクラスは大変に盛り上がりました。
今回の国には、それぞれモデルがあります。自分たちの交渉・決議が、果たして実際の世界と見比べてみて進歩しているのか、結果として核兵器保有国が増えていないか、など振り返ってみて、現実との違いや交渉の難しさを実感しました。
この後、次回からの模擬国連の準備として、模擬国連部による説明、テーマの説明、グループ分け、国決めを行いました。世界のうち100か国を8クラスで分担し、いよいよ模擬国連をスタートさせることになりました。
生徒の感想:「とても分かりやすい形で世界の核事情を知ることができた。なぜ条約成立がすぐに成り立たないのかを知ることができたので、新しい視点で世界を見ることができるようになった。」
「今まで、会議とかが全く決まっていないまま終わってて、なんでやろ?って思っていたけれど、今日のGRITで理由がわかり、とても勉強になった。」
「最後に、これは実際の世界の状況だとわかってすごく面白かった。本来なら協力できていた国と協力できていなかったりして、本当に交渉というのは難しいなって思いました。自分が核保有国の立場になって考えるということがすごく勉強になった。どの国も自分の国の利益を考えながら動いたら、条約も簡単にはまとまらないのだなと思った。」